「福島第1原発廃炉作業」などを視察~東北支部との意見交換会~
2019年01月28日
東北支部との意見交換(1月24日~25日)で「特定廃棄物埋め立て処分事業」や「福島第1原発廃炉作業」を視察しました。環境省が進める「特定廃棄物埋め立て処分事業」は既存処分場を国有化し国の事業として放射性物質に汚染された廃棄物を埋め立て処分する施設です。対象廃棄物は「双葉郡8町村の生活ゴミ、汚染廃棄物対策地域等の災害廃棄物、福島県内の指定廃棄物」で平成29年11月から廃棄物の搬入開始されているとのことでした。
東京電力「福島第1原発廃炉作業」現場では冷温停止状態となっている1号機から4号機の廃炉状況や汚染水対策である凍土遮水壁による地下水の流入抑制設備など説明を受けました。敷地内では協力企業作業員や東電職員をあわせ1日平均4,270人が従事しているとのことで放射線防護装備を身につけた作業員がいたるところで懸命な作業にあたっていました。
復旧・復興事業の一方で原発周辺の帰還困難地域には多くの空き住家や店舗・事業所が残されており強く印象に残りました。